職場のセクハラに抗議する映画だと思ってみたのですが、
それだけではなかった!
泣いちゃったし、一部を2回も見ちゃいました(笑)!

シャリーズ・セロン「スタンドアップ」)
アカデミー賞主演女優賞、助演女優賞の2部門にノミネートされた、
ニキ・カーロン監督の「スタンドアップ」です。
南アフリカ生まれのシャーリーズ・セロンが演じるシングルマザージョージーは、しつこく殴る上、失業したDV(ドメスティック・バイオレンス)夫から逃れて、二人の子どもを連れて、実家のアメリカ北部に戻りました。
でもジョージーの父親は、娘を恥さらしだと思っていたのです。
私は初めて、主人公のシングルマザーの苦悩は職場のセクハラだけでない、
父親からの冷淡な扱い、
周囲からの無理解にもあったんだと気がつきました。
私は特に、この父と娘の確執が気になりました。
男の職場である鉱山、自分も長年勤めてきた鉱山で娘が働くことを嫌がっていた父親は、娘の職場でのセクハラの話にも耳を傾けません。
でも、「家事はタダじゃないのよ」とついにキレタ母親が家出をした後、父親は初めて娘を理解し、娘の味方になるのです。
鉱山の労働組合の会場で、娘が発言したとき、
卑猥(ひわい)な中傷の嵐の中、
ついに父親が立ち上がったのです。
「鉱山の会社のバーベキューに娘や娘を連れて行っても、
あばずれ女などと言われたり、
体をさわられたりしたことはない。
卑猥な落書きだって・・・。
あんな卑猥な・・・。
この差はなんだ?
俺の娘だぞ!」
大泣きしてしまいました。
そして、2回もこの父親が演説する部分だけ、見てしまいました。
2回目も泣いちゃいました(笑)。
ジョージーが親にも言えなかった、高校時代に教師からのレイプ。
そのレイプで、息子が生まれたのでした。
それが法廷で明かされたとたん、
父親は、
「未成年へのレイプだぞ!
俺の娘だぞ」
と、教師に殴りかかっていきました。
このときも、うれしかった。
自分の娘を恥さらしといっていた父親が、
娘をかばい、
娘を理解したことに。
そして、娘が一人で裁判に訴えた勇気に誇りを持つところが。
レイプで生まれたと知った息子に、
ジョージーは話をしました。
「生みたくなかった」
「でも、お腹の中で蝶のような動きをしたとき、
レイプで生まれた子どもじゃない。
私だけの子どもだ。
あなたのためなら、何でもすると決めた」
「あなたは汚れていない」
息子は母親の苦しみと愛情を感じ、
反発していた母への尊敬の念を取り戻すのです。
これは、実話だそうです。
シングルマザーが立ち上がる話、
ジュリア・ロバーツの「エリン・ブロコヴビッチ」もありますが、
私もシングルマザーなので、
勇気を与えられました。
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